歯を抜いて顔が小さくなった?
術後には個人差はあるものの、痛みや腫れが出てきます。
抜歯後は以下のような症状が出ることがありますが、 注意事項を守って適切な処置を行えば順調に回復します!
腫れについて
抜歯当日〜2、3日をピークに腫れ、 その後徐々に腫れが引いてきます。
腫れには個人差があります。 一般に骨の削除量が多いと腫れやすく、切開(歯ぐきを切った) した範囲が広い場合も腫れやすくなります。また、 日常での怪我などでも腫れやすい方などは、 抜歯でも腫れやすい傾向があります。
知って安心!抜歯後の注意点
①血行がよくなるようなことはしない
お風呂に長く浸かったり、運動したりお酒を飲んだり…
再出血が多くなり、血が止まりにくくなります!
②タバコは我慢
喫煙すると血流が悪くなってしまい、傷の治りが遅くなります。
③当日の歯磨きは抜歯部位を避ける
お口の中が不衛生だと治りが悪くなってしまうので、 抜歯部位は避けつつ、他の場所はしっかりと磨きましょう。
④冷やしすぎない
腫れて熱をもっているからといって保冷剤で冷やしたりはNGです !過度のアイシングは血の流れをとめてしまい、 傷の治りが悪くなってしまいます。
⑤口をゆすぎすぎない
歯を抜いた後は1~2日は血が滲んだり、 血の味がすることがあります。
気になって口をゆすぐと更なる出血を促し、 血が止まらなくなったり、痛みの原因になります。
⑥強いうがいをしない
これはとても大事なことです!
歯を抜いた後は、血の塊が歯を抜いた部位を覆い、 かさぶたのようになります。
強くうがいを何回もしてしまうと、 そのかさぶたが剥がれてしまい骨が露出したままになってしまいま す。これがとっても痛いです。
これをドライソケットといいます。
〜ドライソケット〜
なんらかの原因で血の塊が流れてしまい、 骨が露出すると食べかすなどが入った時に鋭い痛みを感じます。
抜歯後は2〜 3日程度で痛み止めが不要なくらいまで痛みは引きますが、 ドライソケットになると10日~2週間、 長い場合で1か月続くこともあります。
また、 たばこを吸う方や糖尿病などの基礎疾患がある方はドライソケット になりやすいです。
〜ドライソケットになってしまったら〜
ご自宅で出来ることは、 出来るだけ患部には触らずお口の中を清潔に保ち、 薬を飲んで安静にすることです。
クリニックでの対応は、 抗生剤に浸したガーゼを抜歯をした穴にいれて、 初期治癒が起きるまで待ちます。
これはやるやらないは患者様次第の治療方法ですが、 抜歯をした穴を再度傷をつけて出血させて、 血の塊を再度つくれる状態にします。
歯を抜いた後は抜歯後の注意事項、薬の服用をしっかり守り、 違和感や痛みが続くようであれば我慢せず歯科医院での適切な処置 を受けるようにしましょう。
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