今日の麻酔全然効かなかったんですけど…
皆さんは歯科治療中、 麻酔があまり効かなかった経験ありませんか?
麻酔が効きにくいのには理由があります。
①強い炎症が生じている
炎症を起こしている部分は菌の出す膿によって酸性に傾いています 。一方で麻酔薬はアルカリ性ですので、 酸性下では作用が弱まってしまいます。
強い炎症が生じている場合は、 抗生物質などを処方して菌の力を弱めることで、 麻酔の効果が出やすくなります。
②下の奥歯だから
下顎の骨、奥歯付近は骨が厚く密です。 そのため麻酔薬が非常に浸透しにくい部位でもあります。
これは時間をかけて麻酔薬を浸透させることにより対策ができます 。
③緊張している
歯医者での治療に不安があり、 緊張している場合は麻酔が効きにくいことがあります。
意識するほど痛みに敏感になるため、麻酔前に深呼吸したり、 できるだけリラックスするようにしましょう。
④体調が万全でない時
体調不良や睡眠不足などの場合、麻酔が効きにくかったり、 普段感じないような違和感を感じることがあります。
無理して麻酔を受け治療すると、 思いがけない症状が出ることもあります。
体調が悪い場合は無理せず、 体調を整えてから治療を受けることがおすすめです。
⑤飲酒の習慣や内服薬がある場合
普段から飲酒量が多かったり、 抗うつ薬や鎮痛剤を常用している場合も、 麻酔が効きにくくなります。 麻酔薬をはじめとした体に取り込まれた化学物質は、 肝臓で分泌される酵素の働きにより分解されます。 お酒に含まれるアルコールや注射、内服薬に含まれる成分も、 肝臓で分解されている化学物質です。 普段から飲酒量が多かったり、抗うつ薬や向精神薬、 鎮痛剤を長期間服用していると化学物質を分解する酵素が増え、 分解速度は速くなります。麻酔薬が速く分解されるため、 効きにくくなってしまうのです。
抗うつ薬や鎮痛剤に限らず、常用している内服薬がある場合は、 お薬手帳を常備して受診しましょう!
以前に麻酔をしてドキドキしたり、 気分が悪くなったことありませんか?
麻酔注射でドキドキする原因として考えられることは、まず 歯科治療や麻酔注射に対しての苦手意識や不安感、 恐怖心からくる精神的なストレスです。また、 もうひとつの原因として考えられることが麻酔薬の成分です。
血圧を上昇させ脈を速くする働きもあるので、 注射直後から10分〜 20分位心臓がドキドキすることがあります。
あだちファースト歯科では、 麻酔を打つ所を麻痺させてくれる表面麻酔を患部に塗布しています 。そして注射の痛みをなるべく軽減させるべく 従来の注射針よりも細い針を使用しています!
リラックスした状態で不安のないようにゆっくりと麻酔をして、 様子を見ながら行うと多くのケースで問題ありません。
麻酔に関しても、不安や疑問がある方は、 お気軽にご相談ください。