目次
歯科メンテナンスに通っている方」と「通っていない方」で特に大きく違いが出るのが歯周病です。
歯周病の違いについて
【定期的にメンテナンスに通っている方】
- 歯周病の早期発見・早期治療ができます
- 歯ぐきの腫れや出血が起こりにくくなります。
- 歯周病菌が増えるのを抑えられるので、進行を防止できます。
- 歯がグラグラしたり、抜けたりする「重度の歯周病」になりにくくなります。
- 健康な歯ぐきや歯を長く保つことができます。
【メンテナンスに通っていない方】
- 歯周病になっていても気が付きにくく、症状が進行しやすいです
- 「歯ぐきが腫れる・出血する」などの症状が現れるまで放置されがちです
- 歯周病菌が増え、歯を支える骨がどんどん減ってしまいます
- 最終的には歯がグラグラになったり、抜けてしまうこともあります
- 口臭の原因にもなります
【比較表】
| 通っている方 | 通っていない方 | |
|---|---|---|
| 歯周病の進行 | 予防・早期発見・進行防止 | 気付かず進行しやすい |
| 歯ぐきの状態 | 健康な状態を維持しやすい | 腫れ・出血が起こりやすい |
| 歯の状況 | 抜けずに自分の歯を保ちやすい | 抜けるリスクが高まる |
| 口臭 | 防ぎやすい | 起こりやすい |
歯科メンテナンスを続けた場合と続けなかった場合の差
1. 歯を失う本数の差
- 定期的に歯科メンテナンスを受けている人
- 年間で0.05本以下しか歯を失わない(平均で20年通えば1本程度)
- メンテナンスを受けていない人
- 年間で0.3本以上歯を失う(20年で6本以上失うことも)
(出典:日本歯周病学会や厚労省の調査など)
2. 歯周病の進行リスク
- 定期メンテナンスで歯周病の進行リスクを半分以下に抑えられるとされています。
- 早期発見できるので、重症になるリスクは大幅に減少します。
3. 離脱(やめてしまう)患者と継続患者の違い
- 定期的にメンテナンスを続けた場合、20年後に20本以上の歯を保っている人が約8割
- メンテナンスを行わなかった場合、20本以上の歯を残せる人は半分以下
定期的にしっかりメンテナンスを続けた場合、80歳でも20本以上歯を残している方が多いんです。一方、通わずに自己判断でケアだけしていると、歯の本数がだんだん減ってしまう傾向が見られます。
健康な歯をできるだけ長く保つためにも、定期的なメンテナンスをお勧めします。8020を目指しましょう!!
20本以上自分の歯が残っていれば、ほとんどの食べ物をしっかり噛んでおいしく食べることができ、健康な生活を送りやすくなります。そのため、日ごろから歯を大切にし、定期的なメンテナンスでお口の健康を守ることが大切です。
追記「8020運動」とは、『80歳になっても20本以上自分の歯を保ちましょう』という運動です。

