今回のテーマは「学校歯科検診の結果」です
足立区では6月ごろ返却されており最近、学校歯科健診結果を主訴に来院される患者様が増えています。
一般的な学校歯科検診は、児童や生徒の歯と口腔の健康状態を把握するために行われる重要な検査です。この検診では、主に以下の項目がチェックされます。
-
虫歯の有無: 虫歯の発見とその進行度合いを確認します。早期に発見することで治療の効果が高くなるため、虫歯の有無は重要な診断項目です。
-
歯肉の状態: 歯茎の健康状態を評価し、歯肉炎や歯周病の兆候がないかをチェックします。
-
歯の並び: 不正咬合や噛み合わせの問題がないかを確認します。これにより、矯正治療の必要性があるかどうかを判断します。
-
口腔の清潔度: 歯垢や歯石の付着状況を見て、口腔衛生の状態を評価します。
-
虫歯予防状態: フッ化物の応用状況や歯科衛生指導の履行状況について確認します。
学校歯科検診の結果は、保護者に報告され、必要に応じて歯科医師による詳しい診察や治療を受けるように助言されます。これにより、子供たちの口腔衛生の向上を図り、将来的な歯の健康を保つことを目的としています。
子供の虫歯の主な原因について
-
歯の質とエナメル質の薄さ:
- 子供の乳歯は、成人の永久歯と比較してエナメル質が薄いです。このため、虫歯になりやすいです。
-
糖質の摂取頻度:
- 甘いものを少量食べるよりも、頻繁に摂取することが虫歯のリスクを高めます。糖分が口の中に長時間留まると、細菌が酸を作り出し、歯を傷つけます。
-
ミュータンス菌の感染:
- この細菌は親から子供へ口移しなどを通じて伝染し、虫歯の発生を助長します。
-
不十分な歯磨きと磨き残し:
- 子供は自分で十分に磨くことが難しいため、磨き残しが出やすく、虫歯のリスクが上がります。
-
間食の習慣:
- 頻繁な間食や食事の習慣があると、口の中の酸の時間が増え、虫歯を促進する可能性があります。
これらの要因を考慮し、適切な歯磨き指導や食生活の見直しを行うことが虫歯予防につながります。
また、フッ素で歯の質を強化することが推奨されます。
あだちファースト歯科では、歯並び、嚙み合わせに関するご心配な点など矯正治療専門の先生に無料相談や衛生士によるクリーニングや虫歯のチェックなどを行っております。また、お子様の歯垢の付着状況を確認させていただきながら、お子様に合った歯ブラシの当て方や歯ブラシのご提案もさせていただきます。
学校歯科検診の結果をもらったら、早めの受診をお勧めします。
西新井本木の歯医者
あだちファースト歯科