本当に怖〜い歯周病のハナシ
突然ですが、皆さんはご自身の歯の価値を知っていますか?
歯の価値は一本100万円、口全体では2800万円と言われています。
誰もが自分の口の中に2800万円相当の資産を持っていることになります。
そう聞くと、歯周病で歯を失ったり、力任せに磨いて傷つけたりすることが、もったいないと思えてきませんか?
歯を失う原因の第一位は歯周病です。
歯周病は、歯そのものよりも歯肉や歯を支えている骨にダメージを与える感染症です。歯と歯茎の間に歯周病菌が侵入し増殖することで、歯肉炎という炎症を引き起こします。この段階では、歯茎が腫れて簡単に出血することがありますが、多くの人は単なる腫れと誤解してしまいます。病状が更に進行すると、歯を支えている土台の骨を溶かしていきます。その結果支えを失った歯は安定性を失い、抜け落ちてしまう。これが歯周病です。
歯周病はなぜなる?
歯周病になる直接的な原因はプラーク(歯垢)です。プラークとは細菌の塊で、その細菌が出す毒素により、炎症が起きてきます。
そのため、歯周病を予防するには、歯と歯茎の境目のプラークをブラシでしっかり落とすことが必要です。
また、歯周病は口内環境や生活習慣によっても悪化しやすくなります。
口内環境でいえば例として挙げられるのは、口呼吸です。口が開いていると、口内が乾燥してプラークが溜まりやすい状態になります。
歯並びが悪い方なども磨き残しが出やすいのでプラークが溜まりやすいです。
生活習慣だとストレスや睡眠不足、疲れなど身体の免疫力が下がったりすると、歯茎の抵抗力も弱まってしまうため歯周病が悪化しやすい状態になります。
歯周病の治療や予防が重要なのは歯だけを守るためではありません。
歯周病の怖いところは、合併症のリスクもあるところなんです。
歯周病になると動脈硬化になりやすく、血管の状態な悪くなることで心筋梗塞のリスクも大きくなります。狭心症や高血圧などを持っている人にとっては、合併症によって苦しい状況になるリスクがあります。心筋梗塞などの心臓疾患や、脳梗塞などの脳血管疾患のリスク要因にもなってきます。また、糖尿病は歯周病と相互関係にあるため、糖尿病が悪化すれば歯周病も悪化し、歯周病が悪化すれば糖尿病も悪化します。歯周病は口だけではなく全身に影響を及ぼすので、健康的に生きていくためにも治療と予防はとても重要です。
歯周病は、日頃からの断続的な取り組みにより予防や改善をしていくものです。
今のお口のケア方法が正しいか確認するためにも、定期的にクリニックでチェックしましょう!
西新井で歯にお悩みなら、あだちファースト歯科にご相談ください☺