足立区西新井の歯医者あだちファースト歯科です
本日は訪問診療をテーマにコラムを書きたいと思います
現在日本で大きな問題としてあげられる「少子高齢化」「医療費問題」。その二つと密接に関係するのが歯科の世界では「訪問歯科」です。
高齢者の人口増加に伴い介護施設が不足したり、補助金などの情報もうまく取得することができないなど「必要にもかかわらず訪問による口腔ケア等を受診できない方」の割合は非常に多いとされています。
生活介護ケア等に関しては多様な施設があります
民間施設から行政が運営する施設までありそれぞれの介護度や、生活スタイルに合わせてサービスを受けられるようになっています。
前述施設等に入所又は利用している高齢者の方には施設協力歯科医が口腔ケアを行っている場合が多く、口腔内を清潔に保てている場合が多いです。
当医院も協力施設があり毎週口腔ケアのために施設を訪問しています。
施設の介護スタッフも日々ケアをしていますが、要介護の程度が増えていくにつれて難易度を増し不十分になってしまうケースが多いです
。そのような悩みを患者さんのご家族並びに、施設スタッフさんからもいただきますので日々協力歯科医としてできることを出来る限り行いたいと思いながら診療、訪問マネージメントを行っています
口腔ケアが必要な理由
口腔ケアが必要とされる理由は大きく二つです
①誤嚥性肺炎の予防
高齢者は肺と胃へ向かう別々の管の選別が苦手になります。
空気が胃に入るのは問題ないですが、食べ物や飲み物が肺に入ることは非常に危険で誤嚥と呼ばれます
誤嚥により引き起こされる肺炎は生死に直結することも少なくないので注意が必要とされています
誤嚥性肺炎は口腔内にプラークなどの磨き残しが残留することでも引き起こされるので注意が必要で、そのリスクを減らすために歯科医師・衛生士は口腔ケアを定期的に行います
②QOL(生活の質)の向上
口腔内は敏感です。手や脳などの機能が落ちてきたとしても、痛いやぬめぬめして不快などの感覚は感じています。
そのため、おいしく、痛くなく、ご飯を食べる生活をすることに口腔ケアは重要だと考えています。
当医院は住宅街にあり、訪問診療の依頼の電話を最近多くいただくようになりました。
地域住民の皆様の歯科的QOLを向上させれるよう訪問診療を行っていきますので
お気軽にお問い合わせください